まだまだ多くの行方不明者の方々がおります
その御遺族の心情を考えると言葉がありません
大震災が起きてから私たちに何ができるのか?何かできることは?と仲間と共に語り合いました
そして仲間から出た言葉を紡ぎ、施設長が曲を付けて「海の向こうから」という楽曲ができました
それから毎年3月11日より前の最も近い日曜日に、道の駅はにゅうで募金活動を兼ねてチャリティーコンサートを開催して来ました。残念なことに新型コロナウイルスの世界的な感染拡大のために、昨年・今年とチャリティーコンサートは開催できませんでした。
仲間から「今年もチャリティーコンサートができないの?」という質問があり、みんなの思いだけでも伝えられたらと考え、施設内で震災犠牲者の方々のために追悼の意を表すことに決めました。
3月11日昼食後ホールに全員集合。
それぞれの思いを胸に「海の向こうから」を合唱
その後仲間一人ひとりが前に出て、自然災害に対する思いを語りました
驚いたことに10年前の東北大震災を空と雲の家福祉作業所で体験した仲間はわずか4名しか残っていませんでした
それどころか現在いる仲間25名のうちほとんどが当時小学生や中学生で、震災の記憶すらあいまいでした
私たち東北大震災を経験した者は、
自然災害の恐ろしさを風化させずに語り継いでいかなければならないと改めて実感しました