昨年は新型コロナウイルスに振り回され、「ソーシャルデイスタンス」「三密」・・・そんな言葉が飛び交う我慢・予防の1年でした。
そんな中でも、空雲は「今しか出来ない楽しみ」を見つけて活動してきました。
空雲のもう一つの顔「空雲合唱団」の活動自粛。
これは結成以来なかった出来事でした。イベントは全て中止。
飛沫が感染しやすいとなれば、練習も中止(涙)
でも、そんなこと言っても始まらない。新曲を作る事にしました。
曲名・作詞・曲のイメージまで・・・仲間と職員で。
時間をかけて、みんなで沢山話し合いました。
密にならないように3グループに分け、活動場所も別々。
この時期に羽生市の助成金で付けたエアコン、そして冷風機・・・ありがたかったです。
そんな状況の中で新曲が完成しました!
マスクをして、みんな離れて(みんな外が好き)練習しました。
隣の工場に勤務する人が、「上達している。すごい!」と言ってくれます。
外で練習するので、近所の方や、地域の小学生が聞いてくれていました。
イベントがある、ステージがある・・・年間10回以上ステージで歌っていたこと、これは当たり前ではなかったのです。
そんな当たり前と思っていた日常に感謝する良い機会になったのです。
遠足、買い物、イベント・・・当たり前ですか?
明日言えばよい
明日謝ればよい
明日やればよい・・・後悔しませんか?
自問自答しながら、空雲は元気に笑って、そして少しは人の為に・・・
イベントがない、販売がない! 「仲間の工賃が!?」と一言呟けば・・・
職員は身内・知り合いに電話かけまくり、売りまくる(笑)
ボランティアの皆さんも協力するわ!と・・・
近隣施設の方や仲間の家族に、蜂蜜販売用のチラシを作りお願いすると。
アッという間にすごい事に・・・感謝しかありません(涙)
おかげでこのような状況下でも、仲間達の工賃を前年度より多く支払う事が出来ました。
仲間達は12月25日にボーナスと工賃をもらい大満足!
ミツを運んでくれたミツバチさん。
女王バチにこき使われて頑張った小野寺さん(養蜂の先生)
ありがとうございました。
今年も決して明るい幕開けとはいきませんでしたが、仲間達と共に、ゆっくりと前進します。今出来る事。今しか出来ない事を楽しみながら・・・
特に今年は災害そして、予断を許さない新型コロナウイルスの予防や対策のための設備整備事業に力を注いで参ります。
仲間と職員が安心して働ける居場所作りのために、今後も尽力し続けて参ります。
引き続き、NPO法人空と雲の家福祉会の活動に、ご理解とご協力をお願い申し上げます。