12月14日(月)から18日(金)まで羽生市社会福祉協議会の発案に、地元スーパーケンゾーが協力し移動スーパーが実験的に行われました。
このコロナ禍で日々の食材を買うために出かけるにはマスクを付け、店内に入る前に手指の消毒、店内では密を避け知人に会わないように伏し目がちに無言で行動。わき目もふらずに目的の商品だけをカゴに入れ、支払いが済めばエコバックに商品を詰め、カートを置いたらまた手指の消毒。
帰宅後は洗面所に直行!まずは手洗い、うがい。
感染率の高い高齢者は外出自粛を余儀なくされ、まして公共交通機関のアクセスが良くない地域では家から一歩も出ることすらままならない。
そんな状況の中羽生市社会協議会の職員は考えました。
そうだ必要としている地域へスーパーを作ろう!徒歩圏内にスーパーがある地区ではなく、どうしても車でしか買物に行かれない地区では、おじいちゃん、おばあちゃんを一緒に連れて行くわけにもいかず、高齢者はお家でお留守番。
体にも良くない、精神的にもストレスが溜まる。
と考えたかどうかは分かりませんが、12月17日(木)朝9時この空と雲の家福祉作業所のある常木地区に移動スーパーがやって来ました。
日頃お世話になっている社協とスーパーケンゾーのコラボとあっては行かないわけにはいきません。てか、実際はグループホーム風と花の施設長に命じられ、買物メモを持たされての「初めてのお使い」状態でした・・・空雲専用買物カゴ持参で8時45分から今や遅しと待っておりました。
社協と空と雲の家福祉作業所は仕事柄、常に密接な関係を保っております(笑)またスーパーケンゾーさんは空雲のよき理解者であり、協力者でもあり日頃から大変お世話になっております。水曜日のノーワーキングデイには買物実習で仲間と職員が班ごとに分かれ10時30分頃から店内を物色。各自自由に昼食用の買い物をさせていただいております。買物実習の様子はこちらをご覧ください。
この日は天晴れな秋空に恵まれ買物日和でした
その時の様子をご覧ください。
本日は午前中にあと2ヵ所。午後2ヵ所で計5カ所でスーパーを開催するそうです。市内から離れた地区に住んでいる高齢者の方々や障害者の仲間達は、通常でも一人でスーパーに買い物に行く手段を持っていません。この移動スーパーが本格的に始まることになれば、普段自由に出掛けることの出来ない人達も、移動スーパーが来る日を楽しみにするに違いありません。そこからはコミュニケーションが生まれます。
そういえば以前この地域では、個人の移動商店車が各家を回っていました。その時におばあちゃんが「次来るときはアレとコレを持ってきてくれ」と注文すると、次回来るときには頼んだ商品を必ず持ってきてくれるのだと、リポビタンDを私に渡しながら楽しそうに話してくれました。
今回は1週間だけのトライアルだそうですが、移動スーパーが本格的に稼働することを祈っております。